「十角館の殺人」
読書感想です。ネタバレに配慮していない書き込みです。読んでいない人は絶対読まないでね。
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「ほんため」のヨビノリたくみさんがYoutubeでお薦めしていたので、正月休みに読んでみた。
最初の5ページで読むのやめようかと思った。でも、たくみさんがあれだけ薦めていいたんだからなんとか読み切ろうと我慢して読み進めた。
どこにつまずいたかというと、登場人物の名前。島に渡った殺されるであろうミステリ研究会の学生7人の名前が全員あだ名で話が進んでいく。そのあだ名は全て外国のミステリ作家の名前。ミステリファンなら当然それらの作家の作品は読んでいて作風も知っていて、7人の役どころに合っていたりして覚えやすいんだろうけど、読書数の少ないにわかミステリファンの私には外国人の名前がすんなり入って来ない。この人医学生だったっけ?この人女子だったよね?次期編集長って誰だっけ?...って感じで、名前と特徴を書いたメモを作っちゃったよ。
この段階で、「なんであだ名だけではなしを進めているんだ?」と深読みしていれば、このミステリの感想はだいぶ違ったものになっていたはず。しかし、この作家はこういう風に登場人物のネーミングをする人なんだなぁ~と、深くは考えずに、「読みにくいなぁ」というマイナス評価だけを与えて読んでいったため、最後のどんでん返しに上手に引っ掛かることができた。
しかし、どんでん返しの最終局面まで読んできても名前が頭に入って来ず、「ん?これ新しい人??...あっ!!そうか!そういうことか!」ってぐらい反応速度が遅かった(爆笑)
しかしながら今は、読み始めて数ページで、トリックの肝の部分に違和感を感じていた自分に対して、「結構やるじゃん♪」と悦に入っている。でも、実際は歳をとって物覚えの悪い爺さんになってきたというだけの話かもしれない。
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