日経平均株価終値 27,509 +107.41

ちょっとずつですが上がって終値で27500を越えましたね。
狭いレンジ内の動きでも、終値が上の方だと、上がっていきそうで期待してしまいますが、どうなることやら。
ゆっくりでもいいですから、上に行って欲しいものです。
一部の大企業ですが、春闘で賃上げのニュースが聞こえてきて、インフレが進んでいくかのように感じられます。もしそうなら、株価は上がるって思っていいよね。(長期的にはそうなんだろうけれど...)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB00003_T00C23A2000000/

最近の停滞から感じること。
足の一つひとつを見ていると、ひげが長い星になっていたりして転換を示している。そのため、上がってきたトレンドが下げに転じそうなのを感じるが、超長期のトレンドを見ると、下げを止められそうな抵抗線が見えてきて下げは無さそうに見える。

安倍晋三の言っていたトリクルダウンは、机上の空論で終わった。
市場のお金をジャブジャブにしても、儲かると思える事業が無ければひと稼ぎしようとリスクを取って金を借りる人は現れない。さらに、景気が悪くて儲け気分が消沈している状態なのだから、貸す側の銀行だって金があっても貸し出すリスクを取りたくないと思われる。
よって、安部と日銀がおこなった政策は、数十年続けても経済の停滞が続いたことで失敗だったと結論付けられる。
この停滞が破れたのは、戦争という地球規模の大イベントが勃発し、世界の物価高騰の波が日本にも及んだのがキッカケだった。
世界が物価高なのに日本だけ物価が上がらないわけに行かない。デフレの日本は通貨安になるのは当然。このようにして、世界の物価高は日本の物価も上げることになる。こうして政策とは関係のない外国からの圧力によって日本にインフレが訪れた。
給料が上がらないまま物価が上がってしまうと生活ができなくなる。そこでようやく今年の春闘で賃上げの雰囲気が出てきた。賃上げ率は物価上昇率に到底及ばないまでも、上げようという雰囲気が感じられるようになってきた。(一部の大企業だけだが賃上げがニュースになって聞こえてくるようになった)
トリクルダウンでやろうとしていた賃上げの雰囲気がやっと出てきたわけだ。
まぁ、賃上げは助かるけれど、これでイイのか?
儲けが出せる産業が無いまま、インフレによる賃上げは続くのか?
この雰囲気だけで、景気はよくなるのか。
景気は、こういう雰囲気のことだから、それで良いような気もするが、なんか心配。

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