危険なビーナス 最終話

おぉぉ~!

私の疑問を見事に捌いてくれた。さすが東野圭吾。

始まって2話目に言ってた「吉高は明人が雇った名探偵」説は、当たらずと言えども等からず。ニヤリ。

昨日書いた「小日向の出番が少ないのは怪しい」説は、大当たり。\(^o^)/

弟はやっぱり自分で隠れていたし、絵は燃えちゃったけど妻夫木の所に戻った。(?)

母の死因も、牧雄を突き飛ばした犯人も動機も明確になった。納得の理由でした。おみごと>東野圭吾。

もっと価値あるものはやはり他にあったのだが、最初からそれが登場していたのは、さすがのストーリーとしか言いようがない。確かに小日向が数学やってるってチラリと言っていたのを覚えている。サバン症候群→クラスタル図形⇒素数配列 が一番のカギだったんですね。しかしこの面白さを文系の人に伝わるのだろうかと少し不安。何そっれ?キョトン?な人も多いんじゃないかしら。確かに繋がるじゃん!!と合点がいかないと、フーンで終わっちゃうんだけど、謎解きの過程で矢神家のグチャグチャや妻夫木の恋愛が絡んでいるから、それはそれで(いやそれだけでも)面白いストーリーだから、人気作家なんだろうなぁ東野は。

康之助が長男じゃなくて孫の明人に財産を譲った理由は語られていなかったけど。一代飛ばすのはちょっと不自然だから、補足が欲しいところだと思っていたんだけど。まぁ、 “愛人つくって子供やら養子やら、相続争い要素満載になってしまったので、一気に孫に譲ってそれを避けようとしたのだろう”と勝手に想像できるからいいか。実際明人が矢神家を継ぐってことで終わってるんだから。

 

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