タイトルがセンスないなぁと思ったのですが、それは置いといて。(笑)
\(^ ^\) (/^ ^)/ソレハソッチニ オイトイテ
このドラマ、新聞のラテ欄で紹介されていて、石原さとみだったので見る気になった。新聞では、余命宣告された娘と父親の物語だというところまで紹介されていたのですが...それ知らないで見た方がよくない? 夫の向井君に「親父の所に行ってくる」と伝える場面を、はじめはセリフを伏せて夫婦で何を話したか明らかにしないでドラマを進めているのだから、ドラマ制作者側の意図は「なんで戻って来たのだろう?」問題を前面に出して視聴者の興味を引こうとしているんじゃないかと思うので、ラテ欄は余計な情報の提供ではないだろうか。それとも視聴者には理由を判ってもらったうえで、それを隠して会いに行く娘と知らずに迎える父親の芝居を見せたかったのだろうか。冒頭に志の輔の落語を見終わった時の編集者との会話で、「言わずもがなの深い意味を感じ取らんかい!」的なやり取りを見せているし、お互いがお互いにワケを知っていると分かったうえで、それでもワケには触れずに親子が過ごす姿を描いているので、視聴者にも知らせておいて見せたかったのかもしれない。言わないんだけど分かる、気持ちが伝わるところを描いているドラマなのかなぁと思う。
ワケを探りに寺尾が向井君のところに行って、向井君がワケを話しちゃったときに、「え!話しちゃうの?父親は知らないまま過ごすことにドラマがあるんじゃないの?」と突っ込んでしまったのですが、お互い知ってて言わずに過ごすこの展開もアリだなぁと、最後まで見て思った。
でも実際には、知ってしまった父親は言わずに過ごすことはできないと思うので、ドラマとしてはいい出来だと思う反面、出来すぎな親子でしっくりは来ないなぁ…というのが私の感想でした。
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