クアドラティックボーティング(その2)

<投票パターンの例>
まずは、贔屓の候補者が一人いる場合、
一人に10票入れることができないように、100ポイントじゃなくて99ポイントにしているところがミソ。
なので、まずは一押し候補者を当選させたいから9票入れるよね。
そのあと、他の候補には当選して欲しくないと考えれば、
余ったポイントは、できるだけ小さくして分散させる方が
贔屓候補が当選する確率は増えるだろうと考えられる。
その方針で考えると、残りの18ポイントは18人に1票ずつという投票行動になる。(但し、立候補が19人以上必要)

もし、候補者が19人未満だったら、1票入れる人と2票の人やゼロ票の人を
選ばなければならない。
泡沫候補なら、投票しても得票数は当選ラインにはほど遠く死に票になるだろうと考えて、
この人に残りの多くのポイントを使おうなんて考える人もいるかもしれない。
そんな票が集まってしまって、当選してしまう?なんてことも起こるかもしれないwww

流石にそんなことを起こしてはいけないと反省し、少しは自分の考えに近い人を選ぶだろう。

すると、各候補の考えを吟味する機会が生じる。👈これがこの投票システムの狙いのひとつだ。

では、残りのポイントでどのような投票パターンがあるか考えてみる。

候補者A氏B氏C氏D氏E氏F氏G氏合計
①案投票941115
使用ポイント81161199
②案投票93315
使用ポイント819999
③案投票9322117
使用ポイント81944199
④案投票922221119
使用ポイント8144441199

その他のパターンは、2票(4ポイント)を1票×4人に分散して投票する候補者を増やしていくことになる。

表が横に長くなるから、省略しました。m(__)m
しかし、いかんせん複雑。(一人に一票入れるのに比べれば、どんなシステムも複雑に感じるんだが…)

数学好きの私は、どんな投票パターンがあるのか、こんな風に面白がって、
選挙もないのに、パターンだけで楽しんでいる。

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