今から上がるところで買うのは、目指すけれども重要なことではない。どこで入ったっていいんだが、ちゃんと出るべきところで出ることが重要。
出るべきところが「勝ったら」の一択になっているから塩漬けになる。
出るべきところは、入る時の理由(思惑)を基準に考えればいいことで、簡単なはず。
しかし、得てして入る時の理由(思惑)が明確でない事が多い。ボヤケタ・曖昧な理由『勝てそう!』で入るから、出ることを実行できなくなる。
「勝てそう」で入ったら、いつ「勝てそう」でなくなるのか判断できる?
その判断をするときは、「勝てそう」と思った判断を「間違ってた」と認めないといけない。それって意外と難しい。認められないでズルズル判断を先延ばしにして、塩漬けに至るわけである。
コレを防止するためには、「勝てそう」と思った根拠を明確に記録しておけばばよい。(簡単でしょ)
時間が経って状況が変化してきて、勝てそうと思った根拠が怪しくなってきたかどうか判断する時に、入った時の根拠を明確に覚えていればいいけど、にわかトレーダーは(否定的な)判断が下せるほど明確に覚えてはいないものだから、記録しておくことは大事。そしてその判断も記録しておこうね♪
利食う時だって同じ。「勝ったら」っていうのは、一万円勝ったら?十万円勝ったら?百万円勝ったら?欲望は際限がない。決まってなかったらピークを過ぎて下がってきていてもボーと持っていて、利益が殆どなくなってから慌てて手仕舞いするようなことになる。イヤ、それでも仕舞えずにマイナスになって塩漬けになるかも知れない!(笑い話のようだが、実際ヤッチマッタこともある)
ピークで抜けるなんて神業を目指してはいけないが、潮目が変わったという判断ができるように、判断材料として「勝てそう」の根拠を明確にしておきたい。
例えば、今の日航株。今週に入って急な下落が起こった。そこで入った理由に立ち返る。コロナで瀑下げしたけれど、ワクチンが完成して接種が始まったからここで下げ止まりだろう。人が移動できるようになれば株価も元に戻るはずだ。そう見込んで、今入っておけば2・3年で倍になるに違いないと入ったわけだ。
そして今、2800まで上がったのにガクンと下げて2400。コレはこのまま持ってていいのか?と考え直す時期となった。状況は確かに怪しい。包み陰線が出たこと、売買数が多かったので売りに勢いがありそうだ。しかし、ワクチンが入ってこなくなったとか、変異株には全く効かなくて第4波が来たとか、そんなことがあれば、反転してもう1段下げると判断して手仕舞うところである。確かに第4波の兆しはあるけど、もう一段下げる程のパニック感はなく、買ってからまだ半年で未だに通常に出歩けない状況でまだまだ回復の余地はあると見て、持ち続ける判断を下した。
それが合っているかどうかは、未来にしかわからないことで、今は判断したということが大事なこと。
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